どうも、みんなきり(@manngamaromeru)だぞ。
面白い小説を手に入れたから紹介しとこうと思う。
グラバーの暗号 龍馬暗殺の真相 / 出口臥龍/著 という本だ。
思っていたよりもサクッと一気に短時間で読み切れちゃう面白さ。
きりは速読で35分で読めてしまったぞ。
(※何度か呼んで読みほどくタイプ)
歴史を齧っているとより深くハマれるな。
基本情報

著者 | 出口臥龍 |
発行元 | 幻冬舎メディアコンサルティング |
発売元 | 幻冬舎 |
ページ数 | 171ページ |
出口臥龍ってどんな作家さん?
略歴
出口臥龍(でぐちがりゅう、1947年~)はノンフィクションライター、コラムニスト、エッセイスト。下関市生まれ。立命館大学一部文学部史学科日本史専攻中退。
地方新聞社、雑誌社の取材記者を経て、フリーランサーに。1974年から1976年にかけて、報道センターの仕事として『現代に生きる伝統工芸』を連載。陶芸家の荒川豊蔵、加藤孝造(いずれも人間国宝)、河村又次郎、月形那比古、番浦史郎、波多野善蔵、漆芸家の高野松山、染色家の鎌倉芳太郎(いずれも人間国宝)の各氏と接し深い感銘を受ける。
1991年、サイクリング、アウトドア、スポーツの出版社設立。1994年、台湾台北市に支社設立。2000年、上海支社設立。2002年、天津支社設立。2004年、台湾で交通事故に遭い重度頸髄損傷(四肢麻痺)となる。以後、会社経営を後進に譲り文筆業に専念。
出口臥龍さんは自身の書籍「脊髄損傷者が綴る半生回想記-今ひとたびの旅立ち」でも書いているが、台湾で不慮の事故で脊髄損傷になり、首から下が全く動かなくなってしまった。
その中で音声入力ソフト等のツールを駆使して、執筆業をされているという凄い方。
内容(ネタバレなし)と読んだ感想
あらすじ
龍馬暗殺の黒幕は大英帝国だった?!
従来の暗殺説に一石を投じる衝撃の一冊。
圧倒的史料分析により辿り着いた「真相」を描き出した傑作時代小説
従来の暗殺説に一石を投じる衝撃の一冊。
圧倒的史料分析により辿り着いた「真相」を描き出した傑作時代小説
最初はミステリー小説だと思って手に取ったが、読んでみたら歴史小説だった。
実在した人物「トーマス・ブレーク・グラバー」の視点から幕末から明治維新後くらいまでを題材にしたストーリー。
話の中で中心となる人物は主人公のグラバーと中盤寺田屋で暗殺されてしまうまでは坂本龍馬がメインの話となる。
ページ数も170ページ弱と割とスキマ時間でも苦にならず読めるボリューム。
その割に内容はしっかりしていてある程度歴史に沿って話は進めているが、切り口は想像から書いているはず、それなのにノンフィクション作品を見ているような錯覚に陥る。
これは、まるでその現場を見てきたかのような表現のうまさに起因するものだと思われる。
著者は元々コラムやライターの仕事の経験、更に新聞社にいたこともあって文章が大変読みやすい。
本日も仕事終わった後のひと時で数回に分けて読んで、あとで感想を書こうと思っていたが気が付いたら一気読みしてしまっていた。
月並みな感想になるが大変面白い作品。
ネタバレになるから詳しくは書かないが、最後の最後キリンビールがこういう切り口で坂本龍馬暗殺の黒幕を暗示する・・・・・
これ以上は書けない。
知りたかったらかって読んでみてくれ。
思った以上におすすめの作品になったぞ。
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